バイエル薬品、月経困難症治療剤「ヤーズ®配合錠」の製造販売承認を取得
2010年7月23日
大阪、2010年7月23日 ― バイエル薬品株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:ジャン-リュック・ロビンスキー、以下バイエル薬品)は、7月23日、月経困難症治療剤「ヤーズ®配合錠」の製造販売承認を取得しました。本剤は、2009年8月に申請後、1年以内という短期間で承認されました。発売については、薬価収載後できる限り速やかに行う予定です。
「ヤーズ®配合錠」は、新規プロゲスチン(合成黄体ホルモン)であるドロスピレノン3mgと、エストロゲン(卵胞ホルモン)であるエチニルエストラジオールを国内最低用量の0.02mg含みます。本剤は、有効成分を含む実薬24錠と有効成分を含まないプラセボ錠4錠を1シートとする製剤です。実薬を1日1錠、24日間服用した後、プラセボ錠を4日間服用するという28日間を1周期とし、以降同様に繰り返して服用します。月経困難症とは、月経期間中に、月経に伴い起こる病的な症状を指します。下腹部痛、腰痛、腹部の膨満感、吐き気、頭痛、疲労・脱力感、食欲不振、いらいら、下痢、憂うつなどの症状がみられますが、本剤の排卵抑制作用と子宮内膜増殖抑制作用が、プロスタグランジン等*1の過剰産生をおさえ、月経困難症の痛みなどの症状を緩和すると考えられています。
現在日本では、約2700万人の女性が生殖可能年齢にあたり*2、そのおよそ3分の1が何らかの医学的サポートを必要とする月経の痛みを抱えていると推定されます*3。月経困難症分野における新しい治療薬の登場は、日本の女性のQOL(生活の質)向上に貢献するものと考えられます。バイエル薬品は今後も、女性医療におけるニーズにお応えする製品を開発し、新たな治療の選択肢を提供することで、日本の女性の更なる健康に寄与してまいります。
*1 月経困難症の痛みの直接原因は、月経時に子宮内膜で作られる物質で、痛みのもととなるプロスタグランジン等が過剰に産生された結果といわれています。子宮内膜症や子宮筋腫などの器質的疾患によって、引き起こされることもあります。
*2 総務省統計(平成22年)より。 女性の生殖可能年齢は、15歳~49歳とされています。
*3 平成12年度 厚生科学研究「リプロダクティブ・ヘルスから見た子宮内膜症等の予防、診断、治療に関する研究」より。(20~49歳の女性を対象にした調査)
【ヤーズ®配合錠の製品概要】
■製品名
ヤーズ®配合錠
■成分、含量
1錠中、ドロスピレノン3mg及びエチニルエストラジオール ベータデクスとして、エチニルエストラジオール0.020mg含有
■効能・効果
月経困難症
■用法・用量
1日1錠を毎日一定の時刻に定められた順に従って(淡赤色錠から開始する)28日間連続経口投与する。
以上28日間を投与1周期とし、出血が終わっているか続いているかにかかわらず、29日目から次の周期の錠剤を投与し、以後同様に繰り返す。
バイエル薬品ホームページ:http://www.bayer.co.jp/byl



