バイエル薬品、高リン血症治療薬
「フォスレノール®チュアブル錠」を国内承認申請


2006年12月20日

2006年12月20日、英国ベージングストーク、大阪 — バイエル薬品株式会社(本社:大阪市)は、高リン血症治療薬「フォスレノール®チュアブル錠」(一般名:炭酸ランタン水和物)(以下「フォスレノール®」)の日本における製造販売の承認申請をいたしました。バイエル薬品は「フォスレノール®」の日本における開発、製剤および販売の権利をシャイア社から2003年12月に取得し、日本での第�U相および第�V相臨床試験を実施しました。「フォスレノール®」は非アルミニウム・非カルシウム性のリン吸着剤で、既に米国、台湾、韓国、ドイツ、スウェーデン、デンマーク、オーストリア、アイルランドなど、世界15ヶ国で発売されており、今後も数々の国で発売が予定されています。


高リン血症について
社団法人日本透析医学会の発表した、「透析患者における二次性副甲状腺機能亢進症治療ガイドライン」の中では、高リン血症については血清リン値を3.5-6.0mg/dLの範囲で管理する事が推奨されています。リンはほぼすべての食品に含まれており、消化管から吸収されて血液中に取り込まれます。通常は腎臓の働きによって余分なリンは体外に排泄されますが、末期腎疾患(ESRD)の患者さんは十分に体内から除去することができないためリンが蓄積します。末期腎疾患の患者さんには低リン食の食事療法が指導されますが、それに加えて透析を行っても、通常、高リン血症を発症します。高リン血症が持続すると、骨が痛む、脆くなる、変形する、骨折しやすいなどの症状を特徴とする腎性骨症、および心血管系の石灰化による心不全発症のリスクが高くなります。透析患者数は全国で約26万人と言われ、毎年1万人のペースで増加しています。リン吸着剤の服用率は透析患者さんの約70%にのぼると当社では推計しています。高リン血症を伴う末期腎疾患の患者さんは、リンの体内への吸収量を減らすためにリン吸着剤が処方されます。現在の治療においては、カルシウム製剤が多く使用されていますが、高カルシウム血症を引き起こす原因にもなります。高カルシウム血症はカルシウムの血中濃度が正常値より高い状態を指し、末期腎疾患における症状のひとつでもあります。


「フォスレノール®」について
「フォスレノール®」は食事によって摂取されるリン酸に対し高い親和性を持つ非アルミニウム・非カルシウム性のリン吸着剤で、リン酸と結合して生成されたリン酸ランタンは消化管を通過して排泄されるため、効果的に血清リン濃度を下げることができます。また、「フォスレノール®」はその服用に水を必要としないチュアブル錠であり、水分摂取が制限されている透析患者さんのニーズに合った製剤です。


シャイア社について
シャイア社は、専門医のニーズに重点を置き、優れた専門医薬品企業になることを戦略目標としながら、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、遺伝子治療、消化器系、および腎疾患を中心にビジネス展開しています。同社は、入念に選択された製品ポートフォリオと戦略的に統制された少数精鋭の営業部隊が強い成果をもたらすと考え、欧米では知的財産を強力に保護しながら、ニッチ市場に焦点を当てたラインセンス導入、合併、買収活動を行っています。
シャイア社ホームページ: www.shire.com.


バイエル薬品について
バイエル薬品は、バイエル ヘルスケア社のグローバルな事業の一翼を担い、日本市場における医療用医薬品と一般用医薬品の輸入・製造・販売を行っています。バイエル薬品は革新性と創造性を発揮し、人々の健康に貢献するヘルスケア・カンパニーの構築を目指します。
バイエル薬品ホームページ : http://www.bayer.co.jp/byl


将来に関するステートメント
本ニュースリリースは、バイエル・グループの経営幹部による現時点での想定と将来予測に基づき将来に関するステートメントを包含していますが、未知・既知の種々のリスク、不確実要因、ならびにその他の要因により、当社の実際の将来業績、財務状況、推移や業績と、本ニュースリリースの予測との間に乖離が生じる可能性があります。フランクフルト証券取引所、および米国証券取引委員会(Form20-Fを含む)に提出した当社の公開報告書に説明されているものもこれらの要因に含まれます。当社は将来の出来事あるいは推移に順じてこの将来に関するステートメントを更新したり、あるいは適合させたりする責任を一切負いません。

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